最近のIT関連記事を読んでいると、LLMという言葉が出てきます。
このLLMという用語の意味について調べてみました。

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LLMとは、大規模言語モデル(Large Language Model)の略称で、膨大な量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理モデルのことです。
LLMは、次の3つの要素によって特徴づけられます。
- データ量:従来の自然言語処理モデルと比べて、データ量が大幅に増加しています。例えば、Google AIのLLM「LaMDA」は、1.56T語のテキストデータでトレーニングされています。
- 計算量:データ量の増加に伴い、計算量も増加しています。LLMのトレーニングには、高性能なコンピューターや大規模なクラウドコンピューティングリソースが必要になります。
- パラメータ数:LLMは、従来の自然言語処理モデルと比べて、パラメータ数が多いという特徴があります。パラメータとは、モデルの学習によって調整される数値のことで、パラメータ数が多いほど、モデルの表現力が高まります。
LLMは、人間に近い流暢な会話が可能であり、自然言語を用いたさまざまな処理を高精度で行えることから、世界中で注目を集めています。
LLMの具体的な活用例としては、次のようなものが挙げられます。
- チャットボット:LLMを活用することで、より自然で会話的なチャットボットを作成することができます。
- 翻訳:LLMを活用することで、より正確で自然な翻訳を実現することができます。
- 質問応答:LLMを活用することで、ユーザーの質問に的確に答えることができます。
- 文章生成:LLMを活用することで、創造的な文章を生成することができます。
LLMは、まだ発展途上の技術ですが、今後さまざまな分野で活用されていくことが期待されています。
LLMとBERTの関係について、簡単に説明します。
BERTは、2018年にGoogle AIが発表したLLMの一種です。
BERTは、従来の自然言語処理モデルが苦手としていた文脈を理解する能力に優れているという特徴があります。
LLMは、BERTの登場をきっかけに急速に発展してきました。
BERT以降、さまざまなLLMが登場し、自然言語処理のさまざまなタスクで高い性能を発揮しています。
LLMは、自然言語処理の分野で大きな進歩をもたらした技術です。
今後も、LLMの研究開発が進み、さらに高度な自然言語処理が可能になっていくことが期待されます。
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