昨日10月17日は新嘗祭でした。
このことをご存じの方は少ないかと思いますので。
情報をまとめてみました。

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神嘗祭(かんなめさい)は、毎年10月17日に伊勢神宮で執り行われる五穀豊穣の感謝祭にあたります。
その年の最初に収穫した稲穂「初穂」を天照大御神(あまてらすおおみかみ)にお供えし、感謝するお祭りです。
神嘗祭は、神宮の最も古い由緒を持ち、天皇陛下の大御心を体して、天照大御神に新穀を奉り収穫の感謝を捧げる祭典です。
明治時代の改暦以前は9月に行われていましたが、現在は10月15日の興玉神祭から始まり、続いて御卜が行われます。
御卜は祭主以下の神職が神嘗祭の奉仕に適うかをお伺いする儀式です。
神嘗祭の中心となるのは、10月17日の由貴大御饌(ゆきたおみけ)と奉幣(ほうへい)の儀式です。
由貴大御饌では、神宮神田で清浄に栽培された新穀の御飯・御餅・神酒を始め、海の幸、山の幸をお供えし、天照大御神に奉納します。
奉幣では、天皇陛下から奉られた御初穂(おしょほ)を、勅使が天照大御神に奉納します。
神嘗祭は、宮中祭祀のひとつであり、皇室の重要な行事です。
また、祝祭日の一つで、秋の季語でもあります。
神嘗祭の概要は、以下のとおりです。
- 日時:毎年10月17日
- 場所:伊勢神宮
- 内容:
- 10月15日:興玉神祭、御卜
- 10月17日:由貴大御饌、奉幣
神嘗祭の由来は、天照大御神が天上の高天原で新嘗を食したという神話に由来します。
神嘗祭は、この神話を再現し、天照大御神の御恵みに感謝するとともに、皇室の安泰と国家の繁栄を祈る祭典です。
神嘗祭は、日本の伝統文化を継承する貴重な行事です。
神嘗祭の歴史と由来を知り、豊かな秋の季節を心ゆくまで味わいましょう。