日本の食料自給率は38%と言われてきました。
しかし、これは日本独特のカロリーベースでの自給率であり、実態を正確には表していないということらしいですね。
食料自給率には、カロリーベースと生産額ベースがあり、日本のカロリーベースは世界でも珍しい計算方式とのことです。
令和3年度生産額ベースでは63%であり、世界的にみてもそんなに危機的な状態ではないとのこと。
農林省の令和3年度の統計によると、
自給率の数値として、38%と63%という2つの数字があります。
カロリーベースと生産額ベースの2つの数値の違いです。
【引用記事】統計数字は平成29年度で66%
となっていますが、令和3年度では63%となっています。
https://president.jp/articles/-/32275
上記のプレジデントの記事を発見して驚きました。
こんなことは知りませんでした。
日本の農林省が海外からの農産物輸入圧力を回避するために編み出したカロリーベースでの自給率計算とのこと。
この計算では、カロリーベースでは、和牛も卵も外国産で輸入品となっているとのこと。
この理由は、餌が海外からの輸入に頼っているためとのこと。
日本の自給率をカロリーベースで計算してみると、驚いたことに牛乳の74%、卵の88%が外国産ということになっているとのことです。
摩訶不思議な数値ですよね。
こんなからくりは知りませんでしたね。
確かに、円安で餌を輸入に依存している日本の畜産農家も大打撃を受けています。
日本の農業も肥料や農薬が輸入品に依存しており、この理屈によれば、有機栽培でない、米も小麦も野菜も輸入品となってしまいますよね。
確かに、戦争や災害等で海外からの輸入が止まれば、日本の食料事情は危機に直面することになります。
日本では、最終的には、米といもと野菜と水だけで生活するしかないことになりますが、この米も農薬、肥料なしでは生産できなくなってしまいますよね。
大変な危機状態になります。
ガソリンの輸入が止まれば、農機具も動かなくなり、トラックや貨物列車も動かなくなり、サプライチェーンが寸断されて、日本全体が飢餓状態になる可能性もあるということですね。
石油や天然ガスの輸入に頼る電気やガス等のインフラにも影響大ですね。
電力が日本のインフラを支え、製造業やサービス業等現代生活の不可欠のものとなっています。
ロシアの侵略戦争によりウクライナのエネルギーインフラが破壊されて、水道と電気、ガス等のインフラ設備が破壊されています。
ウクライナで生活する人々は大変な苦難に直面しているとのニュースが報道されています。
このままロシアの攻撃が続けば、ウクライナの国土も日本が第二次大戦で国土が焦土化した状態に近づきつつあるということになりますね。
日本の原爆投下によって、広島や長崎の焦土化した国土の映像や写真を見るたびに涙に誘われます。
この土地だけでなく日本全国の土地が米国の集中爆撃、焼夷弾投下により焦土化しました。
第二次大戦後の焦土化した日本の国土から奇跡的に復活して日本アズナンバーワンという状態にまでなりました。
この奇跡に慢心があったのでしょうか、バブル崩壊後は、経済性生姜低迷し、GDP
で中国に抜かれて世界第三位に甘んじています。
終戦後のウクライナはどうなるのでしょう。
世界の穀物生産国のひとつであるウクライナはどうなるのでしょうか。
この侵略戦争が終戦になっても、戦後復興に莫大な投資とエネルギーが必要となるということですよね。
ウクライナは経済的に復興できるのでしょうか。
話は、日本の食料自給率から逸れてしまいました。
ウクライナから世界的な食糧危機に発展する可能性もあるということですね。